編集後記 2004/10/25
ゆっくり弾くこと・・・。
こういう空間のある曲って、やさしそうに感じるけど、結局コードチェンジとかすばやくやらなければならないことが多くて大変です。レガートにつなげるにはすばやくポジションチェンジとコードチェンジをしなければならないんで・・。
スーは曲の練習するとき、ものすごくゆっくり練習します。これは速い曲でも同じです。最終的にはその必要な速さで弾くのですが、とにかくゆっくり弾きます。結局速い曲でも上達の早道はゆっくり弾くことです。
もちろん、漫然とゆっくり弾いてはダメです。よく音を聞いて、指の動きの「静」と「動」を意識して、動く時間を短く、正確にしていきます。また、この止まっている時間は脱力をコントロールするために必要なんです。いつも動かしてたら疲れて長い大変な曲弾けないでしょ?もちろん指力の基本体力も必要ですが・・・。うまい人は指を休めるのもうまいです。
速い曲をゆっくり練習するといろいろなことが出来ます。たとえばヴィブラートをかけたり、究極のレガートをやったり、表現の工夫をしたり・・・。また、技術的には脱力を意識したり、指の移動(右も左も)距離を小さくしたり。
そうやって、色々積み重ねた上で速い曲は早く弾くと・・・。
ホント、速く弾くとわからないことがゆっくり弾くことによって色々わかってきます。 |