さて、マイク本体である。
弱いマイクカプセルの信号を必要十分な強さへ増幅するユニットであります。
ここの部分は選択肢が多くて一筋縄ではいかんのですよ。ただいくつかお約束があります。まず、
・電源をファンタムかそれ以外のものを使うか。
・出力はバランス出力としコンデンサーマイクの標準的強さの出力、インピーダンスとすること。
大きくはこの二つ、要するにポータビリティを留意することです。
確かに規格を逸脱すれば性能を上げることは可能かも知れんが、わずかな性能アップのために録音機材としてのポータビリティを損ねては意味がないので規格は守るべきでしょうね。
で、昔の回路図を色々眺めていたら、しょっぱい回路図が出てきたのでソイツを生贄としよう。

うへ~、しょっぱいなぁ、おい。
この頃ファンタム電源とかオペアンプの両電源のホントの意味とか、わかってない事が多くてなかなか興味深
い回路かいてたんだなぁ。でも、これでもチャンと動くのだからオペアンプ優秀だな。だいたい48Vの電源そのままオペアンプ負荷に渡して減圧しちゃってる
もんなぁ。ある意味合理的だが・・・・。中点の取り方もトリッキーだしすげえなあ。
さてと、散々くさしましたが実は長らくこの自作ユニットの性能を超えるユニット、なかなか作ることができなかったのはどんな神の嫌がらせだったのだろうか。

実装写真
コイツが優秀で長らく王座に君臨していたユニットだ~。

せっかくなんでボードも載せちゃえ~