金. 6月 27th, 2025

さてさて、先日のマイク作成の話にあった、長らく王座にいたマイク。
その音を確認する前に、それより以前の録音はどうなのか、
「どんな変化あったの?音変わったの?」
ということでサンプルをいくつか。
まずは宇多田さんの「First love」です。

これは1999年ごろの録音と思われます。詳しい記録は紛失していまして自分記憶に基づいてます。
たしかマイクは会議用のステレオコンデンサマイクでした。そんでローランドの
デジタルエコーを使っていたと思います。うん、マイク以前の問題ですねわかります。
このエコーノイズひどかったんだよね。

録音手順は、まずMDで録音して、それをDAW(CakeWalk)を使ってPCに取り込んでいたのです。
そうそう、編曲はもちろん自分なのですが、これ初めて編曲した曲だったんですよ。
原曲、耳コピして、当時から楽譜は書けたのですが、楽譜は作らなかったですね。
というか楽譜、2008年頃に楽譜ライティングソフトのFinaleを手に入れるまでは
作らなかったですねー。手で書くの大変だったのと、当時はまだ記憶力が衰えていなかったので、いつも暗譜でしたしね。

さて、やっぱり音悪いですねぇ。なんというか・・・解像度が悪い、ボケた音ですね。
ノイズだらけだし。

さて、お次はRoland DyensのLibra Sonatine 3eme Mouvement 「FUOCO」という曲です。

これはガチクラですね。しかも現代曲 で早くパワーが必要でクラギ的には難曲ですね。
録音は2006年の録音です。しかしこの頃一番弾けてたなぁ(遠い目)。
マイクは上と同じですが、DAWがCubaseとなりマイクプリ経由で直接DAWで録音していました。
一番の違いはエコーがCubaseのプラグインを使ったものとなったことでしょうか。/

やっぱり解像度わるいですね。録音もへたくそで音が飽和している所もあるし・・・。いや、上の音源より音悪くなってると思う。まあこんなもんですかね。でも演奏は元気で良いですね、きっとこの時神様が下りてきたのでしょう。もうこんな演奏できないと思う・・・・。

最後は例の王者マイクを使った録音。
元曲はbakerさんの「celluloid」 retake song by 初音ミクです。

この編曲は自分的にも良くできていると思ってます。当時NicoNicoで初音ミクが大流行していた時に、自分もいくつか編曲しました。その中の一曲ですね。
さて、録音は2009年で映像付き。この録音は使った機材もスゴイ顔ぶれで、MicPriはSSLの4000E MicAmpCard 82E149とNeveのBalace Card EV11216 を自分でラッキングしたものを使いました。スタジオに詳しい人はSSLとNeveについて説明はいらないでしょうが、どちらも垂涎の機材です。私の場合は基板を手に入れて自分で外回りを作ったのでコストは知れていますが、ガチの機材を買うと大変なこととなります。Neve高いよね。
しかしSSLとNeve・・これは鉄板ですね、独特の雰囲気があります。私もクリアで正確な音を出すPriの設計はそれなりに出来てると思うのですが、音に個性を出す設計実装は難しいです・・SSLとNeveはやっぱスゴイ。

ちなみに元曲はこれ

以上、年代別わたしの録音変遷でした。

By yoshi